概要説明
抗菌抗ウィルスに特化した光触媒ゾルです。
この機能は主として室内で要求されるため、室内の照明や微弱な紫外線であっても反応できるよう開発されたゾルです。
新型コロナウィルスへの抗ウィルス特性が公的機関の試験により照明されたことでマスクに塗布、自動車室内の消臭・抗菌などの目的で広く利用されています。
仕向用途 | 暗所抗菌 |
液形態 | TiO2アナターゼ型結晶水分散液 アルカリ性 |
特 徴 | |
注意点 |
物性
製品名 | 溶媒 | pH | 粘度(CP) | Ti含有量 |
吸光度 |
推奨加熱条件 | 平均粒径 | 推奨塗布法 |
ATNLS-2G | 水 | 10.5~11.5 | 3.5~5.5 | 1.6~2.1 | 0.01~0.1 | 室温~80℃ | 10~20nm | スプレー |
光触媒工業会表示登録
特徴
- 光触媒効果としての消臭、汚れ分解、抗菌性に加え夜間などの暗所でも抗菌効果を発揮する銀を添加しています。液性はアルカリですので繊維への加工も可能です。
- 通常、銀は光などで酸化しやすく安定性がない為、ここで銀として用いているのは安定性のある銀錯体を自社製造しています。したがいまして「光触媒+銀」の混合体になりますので、光触媒機能は、純粋な光触媒ゾルに比べ劣りますが紫外光の無い箇所でも利用できるが最大の特徴です。
ご使用方法
- 有機素材には、無機プライマー処理を推奨。
- 銀錯体は、酸化しにくい形にしたものですが、いずれは酸化します。
- 塗りすぎや加熱、極度の光照射により黒ずむ事があります。ご使用環境で事前テストすることをお勧めします。
- 適度に光はあるが、やや暗いトイレなどの場所の内装コートや、布製品の抗菌性付与などに実績があります。