PSO-419A
概要説明
濃縮型光触媒ゾルですので希釈してご利用頂きます。
セルフクリーニング性能、抗菌性能、空気浄化性能、いずれの性能にもじゅうぶんな効果を発揮します。
仕向用途 | 外壁防汚 |
液形態 | 酸性。チタン含有量は結晶分散ゾル最大の9wt%。 希釈が必要 |
特 徴 |
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利用法 |
ステンレスコートには、200℃程度の加熱がお勧めです。 常温乾燥でも機能性は高いが、膜硬度など耐久性を求める場合は、500℃程度の加熱が良い |
注意点 |
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物性
製品名 | 溶媒 | pH | 粘度(CP) | Ti含有量 | 推奨加熱条件 | 平均粒径 | 推奨塗布法 |
PSO-419A | アルコール・水 | 1.0~2.5 | 5.0~29.8 | 8.6~9.2 | 室温~600℃ | 5~7 nm | スプレー (要希釈) |
特徴
乾燥状態での密着が得られ、紙、木、樹脂など、温度をかけることの出来ないものに対してだけでなく、セラミック等の高温焼成可能なものに高性能の脱臭・浄水・抗菌機能を付加できます。
照明器具カバー、タイル目地などの上塗り剤としてご使用いただけます。
性能表示
商品名 | 光触媒ゾル PSO-419A(液剤) | |||
光触媒等の種類 | 酸化チタン | |||
光触媒等の加工部位 | 外装壁面 | |||
光触媒等の効果-1 | ||||
セルフクリーニング効果 UV |
測定方法は JIS R1703-1 及び JIS1703-2 に準拠しました。 | |||
限界接触角 | 汚れを洗い流す性能の目安です。 | |||
分解活性指数 | 汚れを分解する性能の目安です。 | |||
使用できる場所 | 屋外 | |||
安全性 | 急性経口毒性、皮膚一次刺激性、変異原性について光触媒工業会の安全性基準を満足していることを確認しています。 | |||
使用上の注意 | 表面に過度の汚れが附着していると十分なセルフクリーニング効果が得られませんので定期的な清掃をお勧めします。 | |||
光触媒等の効果-2 | ||||
抗菌効果 UV |
測定方法は JIS R1702 に準拠しました。 | |||
抗菌効果 | 大腸菌 | 抗菌活性値は | 光照射による効果は | |
黄色ブドウ球菌 | 抗菌活性値は | 光照射による効果は | ||
試験条件 |
紫外線強度 0.25mW/㎠ (この条件は昼間の窓際に相当します) |
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使用できる場所 |
昼間に太陽光が入る窓際 太陽光が入らない場所では十分な抗菌効果が期待できません。 |
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安全性 | 急性経口毒性、皮膚一次刺激性、変異原性について光触媒工業会の安全性基準を満足していることを確認しています。 | |||
使用上の注意 | 表面に過度の汚れが附着していると十分な抗菌効果が得られませんので定期的な清掃をお勧めします。 | |||
光触媒等の効果-3 | ||||
空気浄化効果:UV アセトアルデヒド |
測定方法は JIS R1701 -2 に準拠しました。 | |||
アセトアルデヒド 除去量 |
5.81μmol/h | この製品を部屋の容積1m3あたり1m2の面積使用すると、昼間に室内空気中のアセトアルデヒドを77%低減させる効果を期待できます。 | ||
空気浄化効果:UV ホルムアルデヒド |
測定方法は JIS R1701 -2 に準拠しました。 | |||
ホルムアルデヒド 除去量 |
2.98μmol/h | この製品を部屋の容積1m3あたり1m2の面積使用すると、昼間に室内空気中のホルムアルデヒドを63%低減させる効果を期待できます。 | ||
使用できる場所 | 窓から太陽光が入ってくる住宅・建造物の室内 | |||
安全性 | 急性経口毒性、皮膚一次刺激性、変異原性について光触媒工業会の安全性基準を満足していることを確認しています。 | |||
使用上の注意 | 表面に過度の汚れが附着していると十分なセルフクリーニング効果が得られませんので定期的な清掃をお勧めします。また、実際の効果は、本製品が使用される面積、本製品に照射される紫外光の強さ、使用される部屋の容積、使用される部屋の換気量に依存します。 | |||
*1 光触媒工業会の認証基準はアセトアルデヒド除去量0.17μmol/h以上です。この数値は、50cm2あたりのアセトアルデヒド除去量であり、この数値が高いほど室内のアセトアルデヒドを低減させる効果が高くなります。 | ||||
*1 光触媒工業会の認証基準は限界接触角が30°以下であり、小さいほど性能が高い事を表します。分解活性指数の認証基準は5以上であり、大きいほど性能が高い事を表します。 *2 光触媒工業会の認証基準は抗菌活性値が「2.0」以上、光照射による効果が「0.3」以上です。抗菌活性値が「2.0」とは、抗菌効果により菌数が1/100に、「3.0」とは菌数が1/1000になることを表します。また、光照射による効果が「0.3」とは光を当てない条件の菌数に対し、光照射により菌数が約半分になることを表します。 |
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参考 | ||||
本表示例は、主に施工を伴う製品に適用されます。(壁紙・天井材・床材・壁装材・ガラス・コーティング施工商品等) | ||||
低減効果(%)計算式= | 100QA / (1.7+QA) (QA:アセトアルデヒド等の除去量) | |||
QA=3.39の場合; | 100×5.81÷(1.7+5.81) = 57.4% | |||
QA=2.03の場合; | 100×2.98÷(1.7+2.98) = 63.6% |
製品説明
- PSO-419A は水ベースの酸性ゾルで、希釈して用います(原液での使用は不可)。
- 希釈はエタノールベースの工業用アルコールか、純水とアルコールを 1:1 で混合した溶媒を用います。(希釈後は出来る限り早く御使用下さい)。
- アルコールを含まない濃縮液タイプですので、省スペース保管ができ、輸出に向いています。
- 用途によって希釈倍率を調整して御使用頂く製品の為、装置内や外壁、内装、ガラスなど幅広く御使用頂ける製品です。
使用上のご注意
- 夏場など気温が高い(基材の温度が高い)場合や粘度低減をご希望の場合は、純水とアルコールを1:1 で混合した溶媒にて PSO-419A の希釈をする事が可能です。
- PSO-419A に水だけを混ぜると塗布時に弾きが起こりますのでご遠慮下さい。
- 混合はその日の内に御使用する量で、希釈後の液はできる限り早い使用をおすすめします。
- 混合比率、方法はご購入時に書面をもってご説明致します。
- 試験片や目立たない場所で必ずお試し頂き、必要に応じて微調整をして下さい。
- MSDS(製品安全データシート)、製品仕様書などをご覧頂き安全に御使用下さい。