二酸化チタン粉を使わない光触媒
弊社の光触媒の特徴は、粉状二酸化チタンを使用せず、薄膜の光触媒を生成するところにあります。
そもそも二酸化チタンという物質が粉状で市販されてきた歴史が長く、これを固定化するために様々な技法が用いられてきました。
初期的には繊維に練り込んだりしても空気や水の勢いに流されてしまいました。
バインダに混ぜて固形化したりしてもバインダ自体を光触媒分解で壊してしまったり、無機バインダを使うとバインダに周囲を取り囲まれて機能しなかったり、などといった様々な固定化方法が試行されてきました。
初期的には繊維に練り込んだりしても空気や水の勢いに流されてしまいました。バインダに混ぜて固形化したりしてもバインダ自体を光触媒分解で壊してしまったり、無機バインダを使うとバインダに周囲を取り囲まれて機能しなかったり、などといった様々な固定化方法が試行されてきました。
こうした先人たちの努力と失敗を克服するために、私たちは粉を利用することなく、いきなり二酸化チタン結晶を膜状に生成する技術を開拓することに成功し、事業化を進めました。
弊社における光触媒技術開拓の歴史
この開発の歴史は3つ段階を経て現在の技術に至りました。
- 1990年~1995年 ゾルゲル法により液薄膜を乾燥焼成して固形化させた薄膜光触媒の世代
- 1995年~2000年 ゾルゲル法を更に進化させ、化合プロセス中の酸化により焼成に寄らず常温で薄膜を形成する技術世代
- 2005年~2010年 常温で生成する薄膜を透明薄膜にして、かつ液を中性化した技術世代
ゾルゲル法技術については以下をご覧下さい
常温成膜技術については以下をご覧下さい
透明薄膜中性液技術については以下をご覧下さい